2010/01/17

COP10とは何ぞや

今年は、国連の定める「国際生物多様性年」だそうです。
ご存知でしたか?

それに関連して、10月に愛知で開かれる「COP10」という国際会議に関する
ニュースを耳にする機会も多いかと思うのですが、

そもそもこの「COP10」、何の略??
年末にコペンハーゲンで「COP15」とかやってたけど、なんで、「15」の後に「10」なの??
と、たくさんんの「?」が頭の上を飛び交っている方も多いのではなかろうかと思います。

何を隠そう、私も昨日まではそうでした。


昨日、「国際生物多様性年オープニング記念行事」なるものが名古屋であって、
ちょっと参加してきました。
そこで初めて、いろんな疑問が解消されました。
(そもそもネットで調べればすぐに分かる話なんですけどね~てへっ)

「COP」とは、大ヒットした映画『ロボコップ(ROBOCOP)』の興行収入の一部を
基金にして始められた会議で、
会議の冒頭には必ず映画のワンシーンを流して世界平和を訴える・・・

・・・わけないっすよね。
すんません、あんまおもしろくなかった。


まあ、まじめに話しますと、「COP」とは、「Conference Of the Parties」の略で、
国際条約を締結した国が集まる会議のことだそうです。
この間の「COP15」は、「国連気候変動枠組条約」締結国による15回目の会議、
今回の「COP10」は、「生物多様性条約」締結国による10回目の会議で、
会議の種類がちがうというわけなんです。

ちょっと紛らわしいですね。

ちなみに今回のオープニング行事、C.W.ニコルさんの講演に惹かれて
参加したんですが、ニコルさん素敵すぎです!
彼のユーモアあふれる話に、会場は笑いの渦でした。

80年代に長野の黒姫に落ち着かれた頃、雪かきにばかりに追われていた話で、
「僕は本を書きたかったのに、雪ばかりかいてました」
なんて(私の大好きな)親父ギャグも連発で、会場の大半を占める高齢者層にも大ウケ。

田舎が大好きで、「東京、大阪に4日いるとじんましんが出る。
パリ、ロンドンには、行く前からじんましんが出る」なんて話もおもしろかった。


講演中、高尚な言葉はひとつも出てこず、
自分の素直な言葉(本人いわく「下手な日本語」。上手なんですが)で
見てきたこと、やってきたこと、感じてきたことを話してくれました。

だからこそ、
「多様性の中にこそ可能性がある。自然だって、人間だって、そう」
などの彼のメッセージが、聞いている私たちの心にもすっと入ってきたんだと思います。


うまく伝えきれないんですが、彼のインタビュー記事を見つけたのでぜひ読んでみてください。
→ こちら


最後に。講演の最後の一言、
「COP10で、この日本の豊かな自然、日本の”可能性”を世界に自慢しようよ」

よかったなあ~  ぐっときました。


(本文と直接関係ないですが・・・インドネシアの写真↓)


↑「自然は人の力で蘇らせることができる!」12月に行ったバリ島のJICAプロジェクトサイト。エビの養殖池を作るために伐採されて、数年して放置されたところをマングローブ林に再生

↑根を地上に出し、「呼吸」するマングローブの木々


↑再生したマングローブ林の公園にはカップルがいっぱいいた。「こら、お前たち、そこでいちゃつくな!」

2 件のコメント:

  1. 恋人達は場所を選ばないってことさ(^_^)

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  2. そうか、デジママが若いころもおじさんと・・・(きゃっm*>▽<*m ←妄想モード)

    昨晩はお世話になりました。御馳走を台無しにしてしまったのは悲しかったけど、次お邪魔するときも懲りずに御馳走よろしくね(^^)

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